計測器、測定器紹介 vol. 4 – メモリハイロガー

計測器、測定器紹介 vol. 4 - メモリハイロガー

製造業には欠かせないアイテムとなっているメモリハイロガー。このメモリハイロガーは複数のチャンネルを用いて同時データ測定ができて、リアルタイムモニタリングや長時間データ保存を可能とする電子機器です。一番わかりやすい例を挙げると、熱電対をこのメモリハイロガーに接続して温度特性を計測したりします。今回はこのメモリハイロガーの魅力について解説してみたいと思います。

メモリハイロガーの魅力

データ解析ソフトウェア

IT化が進んでいる昨今、世界のモノ作りをリードしている日本の製造業界では、多くの企業・業種・職種で見える化を推進しています。現場作業員をしていると分かりますが、大型・小型を問わず、目の前にある設備(機械)が、どのような状態にあるのか、日々の生産に追われているとなかなか把握することはできません。
しかし、メモリハイロガーを利用すれば、実際にモーターの電流値や熱電対による温度感知など、作業者が生産をしていて、何となく分かっているという点を実際の波形でモニタリングでき、かつデータも長時間保存することが可能です。

生産ラインで活躍

具体的にメモリハイロガーがどこで活躍できるか見ていきましょう。何といってメモリハイロガーは生産ラインで大活躍します。
例を挙げましょう。ある工場では、1日1,000台の商品が出荷されます。生産工程はざっくり100工程。ある日、1商品のエラーアラートがあったので、即座にその商品を取り除きました。多分、この商品はたまたまエラーが発生しただけで、他は大丈夫でしょう!
こんな商品納品したくないですよね?ものすごくざっくりしています。。仮にこのエラーがモーターに起因しているとして、さらにメモリハイロガーを利用していれば、モーターの電流値の波形を見ることができ、今回のNG判定に近い山を探して、しきい値を変更することもできますし、過去の波形を確認して、この辺りも危ない(異常)かもしれないと、先に生産した加工物を流動ストップして網掛けすることもできます。

研究開発でも活躍

メモリハイロガーは、生産ラインの他にも、開発研究や新規プロジェクト用のデータ検証にいたるまで、さまざまな用途で活躍できます。熱電対は温度評価をすることができますので、気になる温度変化を時間軸ごとにモニターで確認することも可能です。
よく紹介されているのが冷蔵庫内の温度測定で、庫内と外気温の変動を波形で確認する方法です。また、熱電対の熱計測は、大型旋削機械でも活用することができます。例えば、ワーク(加工物)をブレード上で回転させながら砥石で研削するセンターレス加工では、砥石と加工物の研削で生じる熱量によって、研削焼けが発生してしまいます。ワークの割れに影響する重大な品質不具合ですので、従来では非破壊検査で判定するしかありません。
しかし、検査工程では客先への流出対策にしかならず、発生要因を突きとめるのに適していません。どのような状態で研削焼けが発生しているのかを調べるのには、熱電対で案内板やブレード、ワークが通るシュートなどに取り付ける必要があります。これをメモリハイロガーのチャネルに入力し、温度管理、電流値管理などで異常状態を把握することができます。
このように、メモリハイロガーは生産ラインや研究開発など、多岐に渡って活躍することが可能といえます。

メモリハイロガーの価格は?

クエスチョンマーク

ここまで紹介したメモリハイロガーですが、通常価格では10万円を超えてしまいます。購入するのに、所属長のサインを簡単にもらえない部署もあるはずです。そんなときは中古でもいいかもしれません。

また、今回のプロジェクトだけに使用しよう! と考えている事業担当者様もいるかもしれません。1週間から2週間の立ち上げでデータを検証するような場合でしたらレンタルでも十分かもしれませんね。

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