世界シェアナンバーワン企業! 村田製作所 とは

世界シェアナンバーワン企業! 村田製作所 とは

実装基板は、電子機器のポータビリティとともに小型化薄型化が進んできました。
私も家電メーカーにいた時に、実装基板上にセラミックコンデンサをリペアしたことがあります。その時には、0603(0.6mm×0.3mm)の電子部品が人間の目と手の限界でした。
今ではもっと小さい電子部品も製造されていますよ。
今回はそんな電子部品の最大手、村田製作所についてお話しいたします。

村田製作所といえば

私が製造業に従事してきた中で、絶対外せない企業の一つに村田製作所があります。
詳しくは後述しますが、非常に多くの品目を取り扱っています。
私の印象では、セラミック技術が秀でているように思います。最も有名な製品は、セラミックコンデンサですね。

セラミックコンデンサ

(著作権者:oomlout、ライセンス:CC BY-SA 2.0 出典元:リンク

<村田製作所の歴史>

村田製作所は京都創業です。京都で創業した企業は数多くあり、いずれも独創的でよく知られた企業が多いですね。
ファウンダーの村田昭は、1944年に京都市内で染物工場を借り、碍子(がいし)やセラミックコンデンサなどのセラミック製品を製造する町工場を開業しました。
特に戦後は唯一の娯楽であるラジオの温度補償用コンデンサを製造し、普及に一役買っています。

温度補償用コンデンサ イメージ

(著作権者:Suyash Dwivedi、ライセンス:CC BY-SA 4.0 出典元:リンク

1950年代に入ると、戦後の食糧難時代に多くの水産資源が求められました。村田製作所は「魚群探知機」を製造し貢献します。これが、村田製作所のセンサービジネスの始まりと言えますね。
1955年になるとトランジスタラジオが登場し、電気製品は小型化路線を歩み始めます。それに合わせて村田製作所は、セラミックコンデンサやフィルタと言った多くの品目を揃えていくのです。
1960年代のオリンピックムーブメントにより登場したカラーテレビ、1970年代に登場した車載用電話機とどんどん現れる電気製品に、村田製作所の技術が詰まった部品が次々と搭載されます。
1980年代のパソコン、1990年代の携帯電話、2000年には無線通信の主流化と言った時代の流れに対し、村田製作所は高品質で多品目の電子部品を世界中のメーカーに供給し続けています。
今現在、セラミックコンデンサについては世界シェアナンバーワンを誇り、高周波やフィルタ、センサー類の世界シェアも上位となっています。
今も昔も、電子部品専業メーカーとして欠かせない存在なのです。

村田製作所の最新技術

ウェアラブル機器

センサーに強い村田製作所は、ウェアラブル機器も多く手がけています。
最新の技術開発で、作業者の作業安全のために開発された「作業安全モニタリングシステム」があります。
既存のヘルメットに装着可能な装置で、作業環境の温度や湿度に合わせてセンサーで心拍などの生体情報を検知し、総合的にどのくらい「熱ストレスがかかっているか」“見える化”します。
この装置によって、作業者の熱中症未然防止などが期待されています。

ロボット技術

村田製作所のロボットといえば「ムラタセイサク君」と「ムラタセイコちゃん」ですね。およそ10年前にCMが流れていたのを覚えている方が多いと思います。
そのロボット技術が新しい分野で開花しようとしています。
それは、2020年から必修となる小学校のプログラミング教育にロボットを役立てようという試みです。
「村田製作所チアリーディング部」と呼ばれる玉乗りロボットを小学校に出張授業に使われるとのことです。

村田製作所 チアリーディング部

(著作権者:妖精書士、ライセンス:CC BY-SA 4.0 出典元:リンク

可愛らしいロボットを動かしたい一心で、小学生の好奇心ややる気を向上させること間違いなし!ですよね。

セラミックコンデンサなどの電子部品は枯渇している

iPhoneを筆頭に、あらゆるスマートフォンやタブレット端末には大量のセラミックコンデンサなどの小型電子部品が搭載されています。
これらの電子部品は現在、世界中であまりにも消費されているため枯渇状態になっているそうです。
特に村田製作所は高品質な部品を作るのでサプライヤーとして選ばれやすく、現在生産もフル回転している状態だと言うことです。
誇らしくもあり、大変な時代なんだなぁと考えさせられますよね。

まとめ

村田製作所は戦後の電気製品に大きな影響を与えた会社です。歴史は比較的浅い企業なのですが、世界シェアナンバーワンを短期間で果たしている素晴らしい企業です。
村田製作所と聞くと、「町工場みたい」と昔は言われていたそうです。そこで、ブランディング戦略として作られたのが「ムラタセイサク君」でした。
ムラタセイサク君のCMのおかげで、一般人にも村田製作所の名前が広まりました。
今ではすっかり世界の電子製品に欠かせない存在となっています。
今後、IoT やAIの技術が進化すると、電子製品はより高速処理を求められるようになります。
そして、ウェアラブル機器が普及すると、小型化が求められます。
これらを可能にするのは、実装基板を構成する電子部品の品質なのです。
今後も、新しいコンシューマ製品とともに村田製作所の電子部品にも注目していきたいですね。

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